心理学トピック

日々の生活やビジネスに使える心理学のスキルを紹介しています。

硬直化しやすい思考パターン

苦痛を感じている人の考え方は、硬直化しやすくなっていると考えます。

硬直化しやすい認知のパターン

(1)”全か無か”思考
物事を、成功か失敗か、あるいは、白か黒かで考えて、中間を認めない。
(2)一般化のし過ぎ
一つの事実だけを見て、「全て(いつも)こうだ」と思いこむ。
(3)選択的抽出
自分が関心を向けていることばかり目に入ってしまい、他のものは見えなくなってしまう。
(4)マイナス思考
良いことが見えなくなるばかりでなく、なんでもないことや良いことまで悪い方に考える。
(5)レッテル貼り
ちょっとした失敗体験を元に「自分はダメだと」レッテルを貼る。
(6)心の読みすぎ
わずかな根拠から相手のこころを勝手に推測し、事実無根の結論を下してしまうこと。
(7)拡大解釈と過小評価
悪いところやダメなところばかりを大きく考え、逆に良いところは小さく見積もってしまう。
(8)感情的決め付け
「自分がこう感じているのだから、現実もそうであるにちがいない」と思い込むこと。
(9)「すべきである」思考
何においても「こうすべきだ」「こうでなけらばならない」などと考える完璧主義的な思考パターン。
(10)自己関連付け
身の回りで起きる良くない出来事を何でも自分の責任だと思ってしまうこと。

このような苦しみを抱える人たちの硬直化を緩和する心理療法認知療法があります。