心理学トピック

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交流分析にみる良い交流とは?

交流分析の自我状態

交流分析では人はP(Parent、親)、A(Adult、成人)、C(Child、子供)という3つの自我状態のいずれかにいると考えます。

P(Parent):人が、無意識のうちに両親(または親の代わりとなるもの)の行動パターンを模倣をして、行動し、感じ、 思考する状態。
A(Adult):「今-ここ」でどのようなことが起きているのかについて人々が行動し、感じ、冷静に思考する状態。このA(Adult)の自我状態では、 自身は、現実における客観的な評価の対象として見られる。
C(Child):人が子供の頃にどのように振舞ったかと同じように、行動し、感じ、思考する状態。

さらに、P(Parent、親)は養育的な親(NP:NurturingParent)(寛容的、保護的)と、規範的な親(CP:CriticalParent)に分類され、 C(Child、子供)は自由な子供(FC:FreeChild/NaturalChild)(自然奔放)と、他者順応な子供(AC:AdaptedChild)に分類されます。

ストローク

ストロークとは、他人の存在を認め、認めたことを表す言動のことです。ストロークには肯定的なものと否定的なものがあり、 肯定的なストロークは、褒める、励ます、微笑むなど相手からもらうと気分がよくなるストロークです。 否定的なストロークは、批判される、睨まれるなど相手からもらうと不快を感じるストロークです。

▼対話分析・交流パターン

相補的交流 スムーズな交流
交叉的交流 行き違いが起こる交流
裏面的交流 言葉に出さない部分に本心が隠れている交流

相補的交流であれば、スムーズな交流ができますが、それ以外の交流ではぎくしゃくした状態になります。