知恵の女神 クババ 1
クババ(Kubaba)とは、およそ1万5千年前にトルコのアナトリア半島で崇拝されていたという女神です。
その名は「知恵の保護者」として古代ギリシャや古代ローマ世界でも信仰された女神キュベレーの語源となったものといわれています。
なぜキュベレーやクババが知恵を司る神とされているのでしょうか。
それは、人間に知恵を授けた存在だと考えられているからです。
人間はある時期を境に認知革命を起こし、そこから目覚ましい発展を遂げました。
その革命は人類最古の遺跡と言われるギョベクリ・テペで起こったとされています。
その時、人間は何らかの超越的な生命体に知恵を授けられたとされていますが、その生命体こそが、クババだというのです。